身体の“奥”に届く施術とは
─ 筋膜・リンパ・循環を多層で整える理由
「深部に届く施術」と聞くと、強い圧をかけたり、深く押し込むようなイメージを持たれる方もいます。しかし、深部とは力でこじ開ける場所ではありません。
身体が自ら開き、巡りを再開できる層。
その奥にある回路を、穏やかに、そして確実に起こしていくのが、私たちの体質改善型痩身です。
身体は膜の層・筋の層・リンパの層・血管の層……複数のレイヤーが重なり、生きています。その重なりを正しく扱うために、私たちは“多層アプローチ”という考え方を大切にしています。
1. 深層筋膜へアプローチし
“道を開く”ことから始まる
まずは内側に働きかける準備をします。
筋膜は、筋肉の動き・リンパの通り・血流の滑走路となる膜。ここに硬さや癒着があると、身体は内側から動こうとしても動けません。
深層筋膜がふっとゆるむと、身体は「開いてもいい状態」になります。
ここが 深層スイッチが入る最初の瞬間です。
2. リンパの通り道を開き
“流れ出せる身体”にする
次に働きかけるのは、排出の回路。
深部のリンパ節周りや、詰まりやすい経路を丁寧にゆるめ、深部に「出口」を作ります。
流せば良いのではなく、
“流れる身体”の状態を先に作ることが大切。
ここでむくみ・重さ・停滞感が静かに解けはじめます。
3. 血管 × 自律神経 × 熱の回路が
“自力で温まる身体”をつくる
深部が開き、排出の道が動き出すと、ようやく血管がひらき、温度が内側から上がります。
温めるのではなく、温まる身体へ。
女性ホルモンの変化が始まる世代で最も必要なのは、
「血管をひらく力」と「副交感神経へ戻る状態」。
ここにスイッチが入り、筋肉が働き、
燃やす回路がオンになります。
4. 最後に“表層”を整え、
形・ラインに落とし込む
深部のルートが動いた後、
仕上げとして浅層の巡りやラインを整えます。
深部 → 表層の順序だから
リフト・引き締め・ボリューム変化が定着しやすい。
これは、
「外側をなぞる」のではなく
「内側から外へ仕上げる」施術だからこそ。
深層が動くと、痩身は“努力”から“反応”へ
- 芯から温かくなる
- むくまない時間が増える
- 疲労しにくくなる
- 自然にサイズが落ちる
これらは“痩せていく途中”に起きる変化です。
頑張るのではなく、身体が動きだした合図。
深層が働き、巡りが起き、代謝が戻る。
そのプロセスがあるから、体質は変わり、痩身は続きます。


