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【リンパとは①】美と健康、免疫力を手に入れる

サロン・ド・ノーブルでは『リンパドレナージュ』をメインとしたトリートメントを行なっています。なぜ私たちがリンパドレナージュを取り入れているのか?

今回からは皆様にリンパの正しい知識をお伝えしてまいります。美や健康、そして近頃注目されている免疫力にも深い関わりがあるリンパについて一緒に学んでいきましょう♪

名前の由来

リンパとは身体の中に血管とともに流れている水分のことです。そしてリンパの流れを促進する手法を『ドレナージュ』と呼びます。ドレナージュとは、排水・排導を意味する『ドレーン』から派生した言葉です。

リンパを流すと聞くと“痛い”と連想される方もいらっしゃるかもしれません。しかしリンパは肌の表面をやさしくなでるだけでも流れます。リンパドレナージュとはマッサージのように強く身体を揉んだり叩いたりして流すものではなく、リンパ液がよく排水されるように、リンパの流れに沿ってやわらかくなでるように施術するのが基本です。

ではなぜリンパを流すのでしょうか?それが美や健康、免疫力に関係しているのはなぜでしょう。

それについてお伝えする前にリンパの誕生について書いていきます。

リンパはなぜできたのか?

私たちの全身には、血管とともにリンパ菅が網の目のように張り巡らされています。

リンパといってもリンパ液やリンパ菅、リンパ節など、リンパのシステム全体のことを「リンパ系」と呼びます。

その起源は、恐竜たちが存在した一億年よりも、さらに大昔、海の中でサメなど軟骨魚類の脊椎動物が生まれた約四億年前のデボン紀までさかのぼります。この時期、運動能力の高い脊椎動物たちの脅威は細菌類でした。体内に入ってきた細菌と闘うには、「免疫機能」を持つ必要があります。

免疫とは、体内に侵入した病原菌や毒素に抵抗し、それに打ち勝つ能力のことです。

脊椎動物は、病原菌に打ち勝って生き残るために、免疫機能を受け持つ「リンパ系」という仕組みをつくりあげていったと考えられます。

リンパ系は太古の昔から病原菌と闘ってきたのですね。

現在、新型コロナ禍で免疫を上げる方法などニュースや雑誌で取り上げられていますが、その免疫機能を持つ身体の器官がリンパ系というわけです。

また、リンパ系は身体の水分量を保つためにも存在していると言われています。それは水中にいた一部の生物が陸に上がり、両生類へと進化したことが要因です。

陸に上がったことにより全身の皮膚が空気に触れ、太陽にさらされて、体内の水分が外に出ていってしまいます。さらに心臓から送り出された血液も、毛細血管を通るとき、水分が少し血管の外に漏れ出てしまいます。生物の体内には一定の水分量が必要なので、口から水分をとって補うのですが、血管から組織へ漏れた水分(組織液といいます)も回収した方が体内の水を維持しやすくなります。病原菌と闘う目的と身体の水分量を保つという意味でも、脊椎動物のリンパ系は進化していったのではないでしょうか。

病原菌と闘うことも、体内の水分量を保つことも、生物が自分の身体を守る(恒常性の維持)ために必要不可欠な機能です。

リンパ系は静脈では戻りきらない水分を回収して静脈に戻しながら、同時に病原菌とも闘ってくれているのです。

生物が生き残るためにできた『リンパ』についてお分かり頂けましたでしょうか?

ではこのリンパが美とどう関係があるのでしょう?

次回はリンパの働きと美しい細胞を作るメカニズムについて書いてまいります。ぜひお楽しみに♪